こんにちは。
今週リモートで研修の冒頭、挨拶をするというYさんが
先日お見えになりました。
原稿のチェックは既に済んでいるので声出しの
練習を行いました。
当日は画面に向かって話をするので手元に
原稿を置く事は出来ます。
人前に立って話をするのと違い、リモートの場合
机に原稿をおけるという安心からか
どうしても視線が下を向きがちです。
その為に伏し目がちに映ってしまい
折角の表情も台無しです。
しかも原稿を読んでしまうと話すテンポが
つい速くなってしまいます。
それでは聞き手はついていけず
何の話をしたのか、頭に残りません。
聞き手が理解できる速度、つまり
自分がゆっくりだと感じる位でちょうどよいのです。
又、視線を上手に使っていく事で「間」もとりやすく
聞き手の反応を見ることができます。
話も一本調子にならないよう
抑揚・際立てといった音声表現を
生かす事で話にメリハリが出てきます。
これまで何百人の前でも堂々と話をされてきたYさんが
最近、リモートに変わり
「却って難しいですね」とつぶやかれました。
慣れないうちはなんでもそうだと思います。
そこで当日の場面を想定しながら
視線・表情・話すテンポ・抑揚・間 等
アドバイスをしながら繰り返し練習を行いました。
初めは立って声を出す事で座った時に声が
出しやすくなります。
原稿を手元に置きながらも顔を上げて
画面の向こうの相手に向かって話す練習を
繰り返したことで
声の調子も良く発音も明瞭になりました。
それに伴い表情まで明るくなったのです。
初めに比べて同じ挨拶がわかりやすく
説得力のあるものになりました。
ここまで出来ればリモートも自信をもって
臨めるはずです。
帰りがけYさんが
「これからは益々リモートを通して
挨拶をしたり説明をするようになるでしょう」
そういって帰っていかれました。
形態は変わっても話す事の本質は同じです。
その話し方一つで人生を左右すると言っても
決して過言ではありません。
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