発音・発声で印象が大きく変わる。

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こんにちは。


どんよりとした梅雨空から一転

今日は青空が広がり眩しいほどでした。

午後一番に見えたOさんは来月の初めに

公の場で挨拶をされる為

今日も練習に見えました。

会社の代表という事もあり

社内で話す分には立場上慣れているので

これまで何という事はなかったようですが

社外、それも改まった場で話すとなると

想像しただけで逃げたい気持ちになっていたそうです。

しかし逃げたからと言ってそれで事が解決するわけではなく

もっと苦手意識が強くなっていくだけです。

今回思い切ってトレーニングを受けられたことで

問題点が見つかり

後は当日成功するようしっかり

そのための準備をしていけばよいわけです。

Oさんの一番の問題点は先ず口が開いていないという事でした。

それ故、話し方が早い、声がこもる、語尾が消えてしまう

といった事がわかったのです。

そこで今日も初めにしっかり発声練習を

行いました。

長年の習慣でなかなか口を大きく開けられません。

開かない状態では緊張するともっと口が

開かずに尚更声がこもってしまいます。

練習で意識して開けることでやっと

半分くらいが自然と開くようになるのです。

先ずは口をきちんと開けて少しずつ丁寧に

声をだす練習です。

口を開かずに話そうとすると

早口になってしまいます。

それには視線の使い方も大事です。

オリジナルのタクトを使いながら

そのタクトに合わせて口を開き

又、視線を生かしながら話す練習です。

すると言葉もハッキリするだけでなく

間も取れて聴きやすくなりました。

「こんなにゆっくりでいいんですか？」と

言われたので実際に私がやってみました。



レッスン前のOさんと

レッスン後のOさんの様子を再現してみたのです。



それを見てOさんは黙って大きく頷いていました。


「全然違いますね」





自分の話し方や姿と言うのは自分ではわかりません。

人のを比べて見ることでよくわかるのです。

前回録音したのを聞き比べた時も

レッスン前はよく聞き取れなかった声が

レッスン後では大分ハッキリしてきました。

後はもう少し抑揚やリズムなどが出てくると

更によくなることでしょう。

最後に通しで話をしてもらったところ

原稿を持たずともきちんとできていました。

これでOさんも少し自信が出てきたのか

前向きになってきました。

先ずは何と言っても

声がしっかり出せるようになること

発音が明瞭であること

これが大事です。

どんなにいい内容であっても

声が小さかったり語尾が消えてしまっては

聞き手は聞いてくれません。





そういえば昨日見えた男性も

「話していていつも　えっ？と聞き返される」と

悩んでいらっしゃいました。

案外多いものです。

それでは会話も消極的になってしまいます。

発声練習で声の出方がよくなれば

普段の会話にも自信が出てくるものです。

Oさんも会話が苦手だとおっしゃっていました。

本番が成功すればきっと話す事が

楽しくなり会話も積極的になっていく事でしょう。

来週はいよいよ仕上げです。


どう変わっていくか楽しみです。

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