まさかの展開ということもある。

話し方/you表現studioのブログにようこそ


こんにちは。


今月の1日に福岡で行われるあるイベントで

挨拶をすることになっていたKさん。

先週の木曜日に仕上げをして

「これで大丈夫、後は思いっきり

お話しください」そう言って送り出しました。

翌日の夕方、福岡に着いて一段落している頃と思い

当日話すうえでの大事なポイントの

念押しと励ましメールを送りました。





すぐにKさんから返信があり

天候が急激に悪化して

線状降水帯が発生し翌日の式典が

中止になったとのことでした。




延期ではなく中止との事。

室内で行うものではなく

テープカットなどもあり室外で

行われる式典だっただけに悪天候では

どうにもなりません。

5月に初めてKさんがスタジオに見えたときには

普段はともかく

改まった場で話すのは苦手で

これまでもずっと避けてきた

とのことでした。

出来る事ならば今回も他の人に代わって

もらいたいといった感じでした。

それでも毎回、口を開けてお腹から発声し

声を出していると言葉もハッキリして

聞きやすくなりしかも

間も取れメリハリも出てくるなど

少しずつ手ごたえを感じていったようです。




仕上げの時には欲が出て

「もう1回いいですか」とチャレンジするなど

かなり意欲的でした。



それだけに福岡まで行って中止とは

やむを得ない事情とは言え

どんなにか気落ちしたことでしょう。




ところが翌日メールで

「本来なら今頃本番のはずでしたが

信じられない展開になりました。

（中略）

今回は折角のチャンスで残念でしたが

自分の中では大きな変化がありました。

これをきっかけに人生を変えていきたいと

思っております・・・・・」


実に前向きに捉えていました。

初めのうちこそ

「苦手だ」とか「嫌だ」と言われていたものの

準備をすることでそう思う自分を変えようと

誰よりもKさん自身が強く思っていたのだと

伝わってきました。

今回は折角練習した成果を感じることは

出来ませんでしたが

Kさんが言われるように

ご自身の中できっと何かが大きく　

変わったのだと思います。

次回話す機会があれば

その時こそは今回のトレーニングが

生かされることと思います。



それにしても東京　⇔　福岡間

往復本当にお疲れさまでした。

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