孤立は思い込みに繋がる。

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こんにちは。


早いもので今日から6月です。

朝のうちは青空が広がり晴れ渡っていたのに

台風2号の影響かだんだん曇ってきました。




明日は一日雨になるようですが関東も梅雨入りは

時間の問題のようです。

先日長野県中野市で起きた立てこもり事件。

女性2人が刺され、警察官2人が猟銃で撃たれて

4人が亡くなるという痛ましい事件です。

容疑者は「”ぼっち”とののしられたと思った」と

動機を話しているようですが、まさに被害妄想。

女性二人がいつも仲良く笑いながら話しているのを見て

自分の事を言われて馬鹿にされたと

勝手に思いこんでしまったようです。




一度そう思うと益々その思いが増幅し憎しみとなり

最初の犯行に及んでしまったのでしょう。




思い込み程怖いものはないと思います。

自分の考えに凝り固まってしまうからです。

人とのコミュニケーションがうまく取れず

孤立してしまう人が益々多くなってきているように

思います。



今やSNSでどこでも誰とでも簡単に繋がりやすい

環境にあります。

特にコロナ禍においては尚の事

三密を避けることが原則でしたから家にいながら

文字を通して関わることが出きました。

画面に向かって文字を入力していけば

よいのです。

人と対面する機会も減りその分、直接言葉を

交わすことも少なくなりました。



マスクをしていたら尚更です。




ストレスやイライラを画面上で

攻撃的な言葉を使って発散することはできても

それを対面で言ったらたちどころに

人間関係は壊れます。

相手を一方的に非難・攻撃することは出来ても

理解したり想像力を働かせることには疎くなってきて

いるように思えます。

人と関わったり人の中で揉まれてきてこそ

初めて感覚としてわかるものだからです。

居ながらにしてオンラインで話が出来る時代。

便利な分、温度が伝わりにくくなっていることも

事実です。

直接相手の目を見て話したり、音調を聞き分けたり

表情を見ることで相手の心の内がわかるからです。

その経験が乏しいと自分の中で一方的に

思い込み、それが強くなってしまうのです。




どちらかと言うと良い事よりも

悪いほうに出る傾向が強いのです。

一度思い込み始めるとどんどん悪いほうに働き

人が楽しく笑いながら話していることも

”自分の事を言っているのではないか”

”バカにしているのではないか”と

被害妄想が激しくなっていくのだと思います。

「人間」とは人の間と書くように矢張り

人と人、或いは人の中に入って話をすることで

一つの事も立場によって見方が違うという事が

わかるようになります。

こちら側から見る景色と対岸から見る景色では

まるで違います。

いろいろな考えの人がいるように

全ての事は立ち位置によって見方も違ってくるという事を

知れば妄想に囚われることなく

もっと自由に楽に生きられると思います。

そのためには殻にこもらずに

殻から出て自分自身も変わる必要があります。

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