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こんにちは。
半袖になったかと思ったら再び長袖を
引っ張り出して着たり寒暖差の激しい日々です。
午前中レッスンに見えたAさん(40代・女性)に発声練習の後
4行ほどの文章を声に出して読んでもらいました。
その後、マークを入れた同じ文章を渡し
マークの意味を説明した後、少しずつ声に出して
練習していきました。
マークとは一呼吸で話すところ迄、赤で「/」線を入れたり
はっきりさせたい言葉の母音であるア行やオ行
或いはイ行、エ行などに
カラーマーカ―で印をつける事で口を開けやすくします。
又、
「それを」の「を」、「何々は」の「は」の言い方
「いざというときに」の「に」の言い方など、ちょっと
気を付けることで話し全体の中での抑揚が出てきます。
語尾はハッキリ、聞き手を見るように
顔を上げて言うように指導しました。
勿論、話す中での視線の使い方も練習していきます。
たとえば文章の中で
「大事なことは明るく笑顔で言う事です」
と言う部分があるとすると
殆どの人はそのまま読んでしまいます。
すると一本調子になり印象に残りません。
その場合でも正面を見て「大事なことは」と言ってから
視線を左右どちらかにうごかし
口を大きく開けてゆっくり
「明るく」と言ってから今度は反対側を見てから
「笑顔で」と言って、最後は聞き手の一人を見て
顔を合わせてから「言う事です」と持っていくとよいわけです。
全体に話していると同時に個人に話しかけているようで
聞いてもらえます。
ところがこれが簡単なようで結構難しいのです。
「間」がとれず視線の動きが早くなってしまい
まるで首振り人形のようにぎこちないのです。
しかしこうした視線の使い方が出来るようになると
自然に語り掛ける調子が出て
話すのも楽になります。
一方的に話すのではなく聞き手に理解して
もらいながら話す事で説得力が出てくるわけです。
実際にはそこまでのゆとりがなく
ただ原稿を読んでしまっているか
原稿を見なくても頭に入っていることを
一気に話そうとするので早口になってしまうのです。
言葉がはっきりし、抑揚のある話し方
しかも、伝えたい内容を自身が理解し
そのうえで話をすると気持ちも入り
見違える程に話が生き生きしてきます。
それが日常の会話にも生かされます。
Aさんも視線の使い方が思うようにいかず
「むずかしい!」を連発しながら何回も挑戦していました。
繰り返すうちにコツをつかんだのか
上手くできるようになりました。
録音した後、最初のと比較をしてみたところ
見違える程違います。
最初のは話し方そのものが早くて
言葉もハッキリせず声もこもっていました。
ところがあとのは言葉もハッキリしていて
ゆっくり理解できる速度で話しています。
しかも話しかける調子が柔らかく聞きやすいのです。
その違いにご本人もびっくり。
大事なことは聞き手にわかりやすく話す事
理解できる話し方です。
原稿に目が行きっぱなしではそれは叶いません。
人前であがってしまうという人は視線の使い方を
練習するだけでも大いに効果があります。
Aさんも一つクリアして笑顔で帰られました。
次回はまた違う事に挑戦です。
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