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こんにちは。


雨が降った翌日は樹々の緑が眩しいほど色鮮やかです。





五月も残り少なくなってきただけに今日のような

爽やかな晴れ間は貴重です。







最近人の話を聞いていて考えさせられたことがありました。

それはいかに人に対して感謝を表す

ありがとうという言葉を

使っていないかという事です。





「ありがとう」という事は知っていても日常の中で

使われていない
ことが多いわけです。




何か大きな出来事に対しては使っているでしょうが

小さなことに対しては案外素通りしてしまっているようです。



私の所に寄せられる人間関係での愚痴や悩みの大半は

言葉不足からくるものがほとんどです。

それも日常のほんのちょっとしたことに対して

相手の無神経さにイライラが募るようです。






例えば孫を預かったり世話をしても

嫁、或いは婿が「どうも」だけで済ませてしまう。


何をしても「どうも」で片づけてしまう。


預かったからには怪我をさせないようにとか

食事に気をつけたりとかいろいろと大変だと思います。

預かる方の大変さを想像しないから

「どうも」の一言で済ませてしまうわけです。






虫の居所が悪いと尚更それが不満になってしまうようです。



そういうときでも

「いつもありがとうございます。助かりました」

たった一言、言うのと言わないのとでは

全然違います。


或いは

クラス会の案内をメールで送り

出席者に詳細を書いて送信し「確認したら

その旨返信ください」と書いても

なんとも言ってこない人が多いとの事。

返信が来ても数日たってからただ

「確認しました」のみ。




そういう中でいち早く

「ご連絡ありがとうございました。今、確認しました。

当日楽しみです。よろしくお願い致します」

そういう一言があると気持ちが癒されると言って

いました。





感謝に言い過ぎはないのです。

言葉にして伝えないから相手は心の中で

もやもやしてしまうのです。



別に「ありがとう」と言われたくて何かをするわけでは

ありません。

それでも知らん顔されるよりは

一言、「ありがとう」

「ありがとうございました」と言われれば

言われた方も言った方も

ハッピーな気持ちになるものです。



親の介護の問題にしてもそうです。

一昔前は同居している長男のお嫁さんに負担がかかっていました。

たまに実家に顔を出す小姑たちは嫁の陰口は叩いても

決して「いつもありがとう」

「感謝してるわ」といった言葉をかけることは少なかったと

思います。




他の弟妹からすれば家督を継ぐのだから

”やって当たり前”という思いが

どこかにあったのでしょうが

お嫁さんの立場にしたらそれこそ大変だったと思います。





夫にしてもその弟妹でもそこに感謝の気持ちがあり

それを言葉にし協力していけば

お嫁さんにしても頑張れるわけです。




人間関係がうまくいくかどうかはそこに感謝が

あるかどうかで決まります。


ところが「ありがとう」と言う、たった5文字の

こんな短い言葉が言えない人が多いのです。



「ありがとう」と言う言葉には

相手に対する感謝・ねぎらい・思いやり

こういう意味があるので

言われた人はこれで心が癒されるものです。






つい最近も友人のご主人の母親が高齢で亡くなりました。

入院する迄は母親は娘夫婦と暮らしていましたが

違う形で友人夫婦は積極的にサポートしていました。





少し離れて住んでいることを理由に

殆ど顔を出さなかった長男が葬儀では挨拶をしたり

目立つ事だけをやってのけたそうです。






それでいて葬儀が終わった後も尚

弟夫婦には感謝の一言もないと聞いて侘しく

思いました。



弟には直接言えなくてもその妻には

「これまでありがとう」の一言があれば

長年のわだかまりも薄れていくのにと

残念に思いました。




人間素直に感謝の言葉を伝えれば

殆どのわだかまりは解けていくものと

思います。



想像力を働かせ感謝する。

これが出来れば人間関係も一歩

前進するのではないでしょうか。




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