こんにちは。
昨日5カ月ぶりにKさんがみえました。
1月以来です。
当時、挨拶を頼まれたという事で準備のために毎週
いらしていたのですが、ある日Kさんから
お電話があり、急遽挨拶が無くなったとの事でした。
その会には早々たるメンバーも見えることになっており
頼まれた当初、Kさんは大変ながらも張り切っていました。
ところが事前になってその地域の区長の出席がわかり
急遽そちらにお願いすることになったとの事でした。
主催者にしても立場と言うものがあり
致し方なかったのでしょうが
それまで熱心に準備をされてきたKさんの事を
思うと言葉がありませんでした。
誠実さと責任感に富んだKさんだけに
いとも簡単に交代となり無念だったと思います。
これが話に自信がない人なら中止になって
ホッとするかもしれません。
それでも心のどこかでがっかりしている
部分もあるかと思います。
ましてや毎回しっかり頭に入れ
練習してきたKさんを思うと
社会的立場と言うだけでいとも簡単に交代されては
肩透かしを食ったような思いだった事でしょう。
その後、コロナウィルス感染拡大による自粛などもあり
Kさんとはそのままになっていました。
それが先日5カ月ぶりにお電話があり
昨日久々にお見えになったのです。
聞くところによると国際的な社会奉仕連合団体である
ロータリークラブの副会長に決まったとか。
これまでもロータリークラブの関係者は
結構見えました。
会長になると毎週木曜日の集まりには
何か話さなければなりませんし、またほかのクラブとの
交流もあり、何かと挨拶の機会が増えます。
そこで副会長になったあたりから話し方の勉強に
見えるわけです。
それぞれが会社の経営者ではありますが
だからと言って話が得意と言うわけではなく
矢張り人前に立つと緊張してしまうという方は
それなりにいらっしゃいます。
そもそも話し方の勉強をするという事自体
ご存じない方が多いのです。
人前に立って話をするという事は自分の言葉に
責任を持たなくてはなりません。
出たとこ勝負で何とかなるだろうでは
失敗してしまいます。
今の時代は特に厳しいものがあります。
社会的な立場があればあるほど
一言に重みがあるのです。
言葉の使い方は勿論、わかりやすく話す
内容のある話をする
そして話す以前の態度・お辞儀・表情・視線の使い方
声・発音・話すテンポ・間の取り方
たくさんあります。
只、前に出て話せばいいというものではありません。
如何に聞き手にわかってもらうか
矢張りそれなりの工夫と努力が必要です。
そう言った事が身について初めて聞き手を
惹きつけることが出来るのです。
付け焼刃と言うわけにはいきません。
そんな事もあり、Kさん見えるなり
「又、よろしくお願いします」と言って
来年に備えて今から一つずつ準備です。
そのKさん、はじめから話が得意だったわけではなく
寧ろその逆でした。
初歩から始め、繰り返し練習することで
本番での手ごたえを得ていったのです。
しかも表現力を磨いていくことで
気が付いた時には一目置かれる存在に
なっていました。
謙虚で何事にも真摯に向き合うお人柄も
周りに認められ
自然と抜擢されるようになったのです。
今年の初めにはちょっと心外な事もありましたが
違う形で評価され本当に良かったと思います。
力があれば必ずや見ている人は見ているものだと
納得しました。
活躍の場があるという事は矢張り素晴らしいことです。
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