こんにちは。

今日は各地で30度を超す暑さとなりました。

さすがにマスクをしていると息苦しくなります。

 

今月に入り少しずつ受講生が戻りつつあります。

以前のように人前で挨拶をする機会はさすがに今は

減っていますが、逆にオンラインでの

会議やら挨拶、或いは面接などと言ったように

形態も少しずつ変わってきています。

それでもきちんと相手にわかりやすく話す事

話すテンポや声の出し方、発音などは

矢張り大事です。

 

又、最近は表現力が乏しいという事で

見える方が以前より若干増えています。

 

うまく言葉で表現できない

という事でしょうか。

実際、そういう方は多いように思います。

 

身近な事でもそうです。

例えば人に何かしてもらった時、或いは

何か頂いた時でもそうです。

ただ「どうも」とか「ありがとうございます」

で終わってしまう場合がほとんどです。

 

その「ありがとう」すら使えない人も結構います。

 

この「ありがとう」と言う言葉は

特別な時に使うのではなく

小さなことにこそ使っていくと相手の心に

響くものです。

何故なら「ありがとう」と言う言葉には

相手に対する感謝・ねぎらい・思いやり

と言った意味が含まれているからです。

 

こんな簡単な言葉でも普段使っていないと

これがなかなか言えないものです。

「ありがとう」に限らず「ご馳走様でした」

「おかげさまで」「よろしくお願い致します」

あらゆる言葉が声に出していないと

スムーズに出てきません。

 

例えば、仕事の事で上司に相談に乗ってもらったとします。

その時は勿論ですが

後日、会った時でも電話、或いはメールでも

「先日はお忙しい中、お時間をとっていただきまして

ありがとうございました。お陰さまで・・・・」

と言う人は少ないものです。

それだけに言える人は

相手の印象に残るわけです。

何かを決める際、誰にしようか

と言った時に抜擢されるのは

普段からこうした事が出来ている人というのも

事実です。

 

ここでもよくあることですが

先方の都合で予約の日時を電話で変更してくることが

あります。

それ自体は構いませんが

見えた時に「こんにちは」と入ってきて

そのまま黙って席に着く人が多いものです。

 

そういう時でも「急に変更していただいて

すみません」とか

「変えていただいてありがとうございます」

と言った一言があれば

その方に対しての見方が違ってきます。

 

仕事でもそうです。

こうした一言があるのとないのとでは相手に与える

印象が全然違ってきます。

 

 

コロナウィルスによる自粛が続き

レッスンが何回か残っている方も

何人かいらっしゃいました。

状況が状況なだけに期限が過ぎていても

使っていただこうと

お見舞い方々、その方に向けたメッセージを手書きで

添えてお出ししました。

すると後日

メールで「日頃お世話になっております。

〇月〇日の〇時はいかがでしょうか」と

如何にも無機質な返事がきました。

メールであっても

「お手紙ありがとうございました」の方が

気持が伝わります。

当日、数カ月ぶりに見えた時

「おはようございます」とだけ言って

席に着いたのです。

こういう時でも

「先日はお手紙ありがとうございました」

といった一言があると矢張り印象が違ってきます。

話をしているうちに「自分に自信が持てない」

という事がわかりました。

一見そうは見えないのですが

ちょっとした気配りや挨拶が出来るようになれば

もっと自分を発揮できるようになると思いました。

 

又ある時、残りの回数を全部消化した方に

「又、何かありましたらいつでもどうぞ」と

言ったところ

「今、やらなくちゃならない事がたくさんあって」

と言う言葉が返ってきました。

これですと会話がかみ合わなくなってしまいます。

そこはお互い社交辞令

「またその節はよろしくお願いします」

とすればスムーズにいくわけです。

こうした日常の中での挨拶や

ちょっとした言葉のやり取りが上手くできずに

誤解されて損をしてしまっている事が

結構あるかと思います。

 

今や声を出さずともメールなどで済む時代です。

それだけに直接言葉で相手に伝えることが

出来れば間違いなく相手の心を掴み

仕事も人間関係も良くなることは

間違いありません。

 


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