金木犀の香りで夏の疲れを癒す。

こんにちは。

今朝6時頃、ゴミ出しをしようと

外に出た所、どこからともなく

金木犀の甘く爽やかな

香りが風に乗って運ばれて

きました。

半分寝ぼけていた意識が徐々に

目覚め

”ああ　そんな季節なんだ”

と思いながら周りを見渡しても

それらしき木は見当たりません。

この時期、可燃ごみの袋にいっぱいに

なった生ごみは多少匂っていまし

たが、外に出た途端

爽やかな香りにかき消されました。

小さい頃、我が家の玄関の前に

大きな金木犀の木がありました。

この時期、玄関の引き戸を開けると

あたり一面上品な香りが広がって

いました。

背丈は結構あるものの普段は

深緑色の葉をつけているだけの

地味な木です。

ところが涼風が立ち始めて

間もなくした頃

ほんのりと上品な香りを放つ

金木犀の存在が際立ってきます。

オレンジ色の小さな花が何とも

可憐ですが、それだけに

雨や台風の影響で

あっという間に散ってしまいます。

そこだけがオレンジ色に染まるほど

でした。

春は沈丁花の香り

五月は竹を思わせるような

若葉の薫り

まさに季節を感じさせる自然の

恵です。

桜にしてもそうですが美しいもの

香りの良いものは季節を

告げるとあって

その期間はあっという間です。

気がついたら終わってしまった

何ていう事になりかねません。

総裁選やら緊急事態宣言延長など

社会情勢は相変わらずですが

せめて季節の移り変わりを感じる

心のゆとりは持ちたいものです。

夏の疲れが出やすいこの時期

金木犀の香りは心身を癒す

自然のセラピーのような気がします。

期間限定なだけに

これからの数日、朝晩の通勤時

香りを楽しもうと思います。

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