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こんにちは。

天気予報通り雨から雪に変わりました。

今日は寒さのためエアコンがあまり効かないので

スタジオのブラインドを下ろしていました。



友人からのラインで

「これから帰ります。

雪になりましたね。寒くなると

ますます寂しくなります」


とありました。




ブラインドを上げて窓の外を見ると

雪が降っていました。




友人は一昨年の4月に都内の病院に

入院し、その後、退院してからも

毎月、検査のために1時間以上かけて

通院しています。



暖かい時ならまだしも

今日のように寒く、しかも雪が降る中

帰るのは心細いと思います。



大変な思いをして帰っても

家には誰もおらず

帰ってくる人もいません。





自分の体の事は勿論ですが

彼女の心を寂しくしているのは

昨年の夏に亡くなったご主人への

思いからなのです。




40過ぎてからの結婚で

ご主人は再婚。

先妻を病気で亡くされ、二人のお子さんを

育て上げ、それぞれが独立したのをきっかけに

ご自分の人生を考え始めたのでしょう。

そんな時、彼女と出会ったのです。


結婚後

多少の痴話げんかはあったものの

年が離れている事もあり

元々、お父さん子だった

彼女にはふさわしい相手でした。


羨ましいほどに二人でよく旅行もし

どこに行くにも一緒

仲睦まじいご夫婦でした。

ところが10年ほど前からご主人が

入退院を繰り返すようになり

彼女は献身的に尽くしていました。


そのご主人が昨年の夏、再び入院する事となり

わずか10分の面会時間でも

顔を見れば安心という事で

1時間以上かけて病院に行っていました。



大分よくなり「来週には退院」と聞いていた矢先

容体が急変して帰らぬ人となってしまったのです。





彼女は退院するための準備もして

流動食用のものを用意したり

ご主人が居心地の良いようにベッドの位置を

変えたり、とにかく家に帰ってくることを

心待ちにしていました。




それがまさかの青天の霹靂。

「生きてさえいてくれればどんなことでもして

看病したのに・・・」

そう言って泣くばかり。

以来

彼女はひきこもりに近い状態にあります。



どんな言葉をかけても食事に誘っても駄目です。

本人も頭ではわかっていても

心がついていけないのです。





能登半島地震で妻と子供4人を一瞬にして

亡くした人や、辛い思いをしている人は

たくさんいます。



だからと言ってこればかりは

比較ができません。



自分でもわかってはいても

大切な人を失う悲しみは

理屈ではないのです。




一人でいると

何につけ涙が出てくると

ラインメッセージに書かれています。



先ほどの

「寒くなると益々寂しくなります」

本当にそうだろうと思います。




ご主人が亡くなって半年が経ちますが

いつか心を開放し、笑顔になれる日が来ることを

願うばかりです。



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