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こんにちは。

あなたはご自分の声や話し方を

客観的にお聞きになったことがありますか。



録音して自分の声を聞く機会と言うのは

そうないかと思います。


第一自分の声を聞くのは嫌なものです。

私も昔はそうでした。

でも聞くことで自分の欠点を知る事が出来るのです。




スタジオではレッスン前とレッスン後に

録音したものを比較することがよくあります。



明らかに違いがわかります。

先ず声が小さい・暗い・くぐもった声

滑舌にしても不明瞭・ハッキリしていない

話し方そのものも一本調子で抑揚がない

しかも早口で語尾が消えるといった次第です。




自分では結構声が出ていると思っていた人も

録音したものを聞いて唖然としています。




しかもその後の明瞭でさわやかな声を

聞くと尚の事「これ私ですか?」と言うほどです。



声の張りが全然違うのです。

言葉もハッキリと聞きやすく語尾もわかります。



説明するまでもなく比較して

ご本人が一番びっくりされます。




先日見えた男性の方も

「普段でもこんなに大きな声を出すのですか」と

聞かれました。



「全然大きくないですよ。もっと出しても

いいくらいです」と言うと

「えーっ! 大きくないですか」と

半信半疑。


寧ろこれまでが小さすぎたのです。



客観的に自分の話声を聞く機会がなかった為

ご自分としてはちゃんと声が出ていると

思っていたようです。


自分が声を発して耳に感じる音と

相手に伝わる音では違います。




本人が感じている半分くらいの大きさしか

伝わっていないと思います。




殆どの人が自分が発している声が

そのまま相手にも伝わっていると

錯覚しています。



でもそうではありません。


相手にすれば聞き取りにくかったり

語尾が消えてわからないという事が

あります。



かといってその都度「え?」と聞き返すのも

悪いし、ひょっとして自分の耳が悪いのではないかとさえ

思ってしまいます。




そうなると会話をしていても疲れるだけで

会話そのものが続かなくなります。




話をするときは1対1であれ、大勢であれ

相手に伝わる声の大きさ、歯切れの良さが必要です。

その為には一気に話さずに

間を取りながらセンテンスを短くすると

相手も理解できると思います。




往々にして「そして」「しかしながら」「それで」といった具合に

続けて長く話す人がいます。





すると聞いている人は何を話しているのか

前の部分を忘れてしまいます。




ただ話せばいいという事ではなく

相手にわかるようにゆっくりハッキリ

話す事こそ、効果を上げる上で大事かと思います。



よく「こんなに大きな声を出して大丈夫ですか」と

聞かれますが、それはトレーニングだから出るのであって

普段はこの三分の一も出ません。

しかし何もしなければもっと口が開かずに

だらしのない話し方になってしまいます。





しっかり口を開けて動かす練習。

吐く息に乗せてお腹から声を出す。



これを体で捉えていく事で

いつしか張りのあるよく通る声に

なるのです。




話し方一つであなたの印象は大きく変わります。

そしてそれは自信への第一歩となっていくはずです。






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