昔は梅雨明けがハッキリしていた。

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こんにちは。

一週間があっという間に過ぎていく感じです。

昨日の午後、豊川稲荷へお参りに行った時

境内に一歩足を踏み入れると木立の間から

蝉が一斉に鳴いているのです。

”あれ？もう梅雨が明けたのかな”と思うほどでした。

帰りに高橋是清庭園に寄った時も

樹々のすぐ近くで蝉が元気よく鳴いていました。

子供の頃、母親と買い物に行ったときの事です。

急に空模様が怪しくなり瞬く間に黒い雲に

覆われました。

母は急いで私の手を引いて

かけるようにして家に帰りました。

外に梅干を干していたのです。

庭の大きな台の上にござを敷いてその上に

赤紫蘇と一緒に梅干がたくさんありました。


雨が降ってきたら大変と母は急いで

取り込んでいたのです。

梅干を全部かめに移し替えたと同時に

大粒の雨が屋根をたたきつけるように

バラバラと降ってきました。

ギリギリセーフでした。

ホッとするのも束の間

みるみる外は暗くなり激しい雨。

しかも雷迄なる始末。

稲妻が光ったかと思うと、その後大きな音と共に

雷がゴロゴロ近づいてくるのがわかります。

昔はだらしのない恰好をしていると

母親から「そんな恰好をしていると

雷様にお臍を取られるから」などと

よく言われたものです。



　

稲妻が光った瞬間、体を丸めて耳をふさぎ

雷が通り過ぎるのを待つしかありません。

しばらく雷の音が続き一時静かになったかと

思った次の瞬間「ドカーン　バリバリ！」と

耳をつんざくような大きな音に

震えあがりました。

どこかに落ちたのかと思いました。

雷は遠のきしばらくするとあたりが徐々に

明るくなってきました。

”これで梅雨が明けた”と子供心に思いました。

翌日には青空が広がり朝早くから一斉に

蝉が待ってましたとばかりに

元気よく鳴いていました。

梅雨明けの前はいつも

「一天にわかに掻き曇り」といった状態になり

激しい雨と雷を伴いそれも

半端ではありませんでした。

時間にして30～40分くらいだったかも

知れません。

それが梅雨明けの合図のようで

子供だった私でもはっきりわかりました。





ところが近年は梅雨の状況も雨の降り方も

ハッキリ昔とは違ってきています。

いつ明けたのだろうといった事も

ありましたし、早く宣言しすぎた年も

ありました。



それほど昔とは気象状況が違ってきているのでしょう。

四国地方・北陸地方は今日梅雨明けしたとの

発表があったようです。

九州はまだですし関東もこれから。

昨年と同じ２３日頃になるのでしょうか。

来週は又暑さが戻ってきて

本格的な夏となりそうです。

先ずはしっかり食べてこの暑さを

乗り切ろうと思います。

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