人との対応に価値ある時代。

話し方/you表現studioのblogへようこそ。

こんにちは。


一昔前は何かわからない事や聞きたいことがあると

電話をすればすぐに繋がり担当者に聞くことが

出来ました。

ところが、今はオペレーターに繋がるだけでも

かなり時間がかかり大変です。

案内に従いそれに近いと思われる番号を選び

更に又、細分化された中から番号を

選ぶといった感じです。

それを繰り返してやっとオペレーターに

繋がるかと思いきや今度は

「ただいま電話が大変込み合って繋がりにくくなっております。

このままお待ちいただくか、しばらく経ってからおかけ直しください」

というアナウンスの後、音楽に切り替わります。

待つこともあれば、しばらくしてから

かけなおしてみるものの

矢張り繋がらないという事がよくあります。





電話をすればすぐに繋がっていた時代が

懐かしくなります。

当時はそれが当たり前だと思っていましたし

ちょっとでも待たされると”何してるんだ”と

イライラしたことすらあります。

それが今では切らずに電話機をモニターにして

いると20分、30分等すぐに

経ってしまいます。




それ以上待たされたという話もよく聞きます。

やっとつながったかと思うと本人確認だとかなんとか

本題に入るまでにまたもや時間がかかります。

しかも応対が丁寧ではあるものの

どこか伝わってくる音調に温かみが感じられず

マニュアル通りに受け答えをしている感じが

否めません。

声の響きと言うのは正直なもので

いくら言葉は丁寧でも口先だけのものは

矢張り事務的な響きしか伝わってきません。




まだAIの方がましな場合もあります。

昔に比べて今は対面で話す機会があらゆる場面で

減ってきています。

全てがマニュアル化され、言葉遣いは

丁寧でも気持ちが伝わってきません。

ともすれば冷たい響きとなって伝わってくることも

あります。

人は笑顔の時は音調も温かみのあるものです。



それだけに電話で顔は見えなくとも

笑顔で話すような気持ちで対応すると

声の調子も明るく温かみのある感じが相手に伝わり

待たされた不快感もいくらか薄れる気がします。

時代は進歩し便利になったからと言って

人間までAI化してしまったら

矢張り虚しい限りです。

無味乾燥とした今の時代だからこそ

人から人へ

親切・丁寧・温かさ

こうしたことに価値があるのではないでしょうか。

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