こんにちは。

台風11号はスピードが遅いものの

沖縄では屋根が飛ばされたり街路樹が倒れるなど

被害の大きさを伝えていました。

又、各地で停電など起きて生活面でも

支障が出ているようです。

今夜は九州に接近という事で

十分な警戒が必要です。

パキスタンでは6月から続く雨に追い打ちを

かけるように氷河湖が決壊し洪水に

見舞われているとのこと。

一時は国土の三分の一が水に浸かり

3300万人が被災したと伝えていました。

亡くなった人も1200人と多く

その三分の一が子供だったといいます。

いま世界各地で異常気象が起きています。

洪水、或いは干ばつ

それは年々目に見える形で

起こっています。

地球温暖化もそうですが

戦争などやっているどころではありません。

そうしたことも地球破壊につながっていくからです。

昨日久しぶりにテレビで「ポツンと一軒家」というのを

見ました。

茨木の山奥で築244年の古民家に暮らす

84歳の夫と80歳の妻。

日本昔話に出てくるような茅葺の民家です。

お二人とも年齢よりも若く健康的な感じでした。

嫁いできた日には花嫁姿で3キロの道のりを

歩いた来たと話していました。

その後

道路が開通したら皮肉なもので

それまで住んでいた人達は土地を離れ

13世帯が下に降りてしまったとのこと。

井戸水を汲みに行くにも肩に桶を担いで

多い時は20回も往復したそうです。

それを見て

ご主人が電動ポンプでくみ上げるようにしたり

屋根に上がって茅葺の修理をするなど

何でもやってのけてきたわけです。

炭を焼いたり暇なときは

かごを編んだり、84歳の今でも一日一つは

作るとのこと。

先祖が苦労して開墾した土地を離れるのは

申し訳ないとの思いから1世帯だけになった今も

そこに住み続けているわけです。

奥さんが「主人がここにいたいというので

私も一緒にいます」との言葉。

これまで勿論苦労もあったでしょうが

二人で助け合い、支え合いながら今日まで来たのでしょう。

感謝と思いやりが自然とにじみ出ているようでした。

厳しい環境の中で

それでも住み慣れた土地。

自然に囲まれ、自然と共に生きる。

そのご主人

「今は無欲。穏やかに暮らせればそれでいい」

その言葉がジーンと心に残りました。

人としての究極の幸せではないかとさえ思えたほどです。


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