こんにちは。
最近はAIの進歩が目覚ましく
いろいろな分野で
人にとって代わって仕事をしています。
ところが最近
ある回転寿司に行ったところ
AIによる受付アナウンスが
行われていました。
無意識に聞いていると
何か違和感を覚えました。
”なんだろう?” と
よく聞いてみますと
どうも
イントネーションが違うのです。
下げて言うところを上げていたり
句読点がなく
続けて言葉を発している為に
聞きづらいといった点です。
これと同じようなことが
ユーチューブなどで
記事を読み上げるのに
使われていたりします。
朗読などでもたまにありますが
聞く気が失せます。
こうしたものを聞いていると
いつしか違和感もなくなり
慣れてしまうのではないか
といった危惧もあります。
実際レッスンをしていても
話をするときに
自信のないところは早口になったり
語尾がはっきりしない
又、話し方が一本調子など
よく見られる傾向です。
今日トレーニングに見えた方は
今週末、卒園式での挨拶の
仕上げでいらっしゃいました。
園児向けの挨拶に続き保護者に
向けての挨拶もします。
内容はしっかり頭に入っているので
当日は原稿を持たずとも
話ができるほどです。
しかし話すテンポがやや早いこと。
園児に向かって話すわけですから
一語一語ゆっくり園児が理解
できる速度で話すことが大事です。
抑揚をつけながら
表情もにこやかに。
それでこそはじめて
園児に伝わっていくのです。
むしろ大人に向けて話すより
難しいといえます。
そして園児から保護者に挨拶が
変わるときは
気持ちも切り替え
今度は落ちついた話し方を
していきます。
「さて、保護者の皆様
お子様のご卒園、誠に
おめでとうございます」
そこでお辞儀を丁寧にすることで
「間」も取れ
気持ちの切り替えができます。
これは実際にやってみないことには
わかりませんし身に付きません。
そして何よりも気持ちを込めて
話すこと、それでこそ話は
聞き手の心に伝わっていくのです。
今日は仕上げということで
気になる箇所を何度も繰り返し
最後に通しで行いました。
ここまでできれば一段と
素晴らしい挨拶となることでしょう。
AIの進歩には目覚ましいものが
あります。
しかし、ここまで来るには
まだまだ
時間がかかりそうです。
コロナウィルスによる感染から
声を出す機会は減っていますが
やはり声に出していかないと
退化してしまいます。
同時に耳を養っていくことも
大切なことと言えるでしょう。
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