話し方で人生も変わる。

こんにちは。

午後からMさんがレッスンに

見えました。

来月、学校関係の行事で

お話をされます。

幼稚園から大学までの一貫校と

いうこともあり

お子さんの成長とともに

長年父母会の活動に協力されて

来られました。

三人のお子さんがいらして

末のお嬢さんがこの春

大学を卒業されます。

特にここ数年は父母会代表として

お話をする機会が多くなり

レッスンを受けに来られたのです。

最初のきっかけは

自分で原稿も作りしっかり練習して

本番に臨んだものの

壇上に立って話し始めた途端

これまでにない緊張感に襲われ

頭の中が真っ白になり

自分でも何を言っているか

わからなくなってしまった

とのことからでした。

初めてスタジオにいらした日

軽く声出しを行ったのですが

これでは話をしていて

息切れをするのではないかと

思ったほどです。

そこで発声・発音の仕方から

行いました。

声をしっかり出すこと

口の開け方

毎回、最初に行うことで声が

出しやすくなります。

Mさんは毎回熱心に取り組まれ

又

次に見えるまでしっかり原稿を

覚えてくるなど努力もされたので

次のステップに移るのも早く

音声表現や視線の使い方・表情など

トータルして身につけ

本番に臨むことができました。

自己流で練習した時とは違い

本番では緊張しながらもしっかり

話すことができたようで

周りからは

「落ち着いていてよかった」

といった評価をいただいた

ようでした。

以来、学校での説明会や公の場での

挨拶があると1か月位前から準備に

いらっしゃるようになりました。

場数を踏むごとに話すレベルが

上がっていき

この1月でまる3年になります。

「石の上にも三年」といいますが

マイナスからプラスに大きく

転換したわけです。

来月で役目も最後となるので

「集大成のつもりで思いっきり

話してみましょう」と伝えました。

すると

「こうして再び取り組むと

矢張り楽しいですね。

ちょっと寂しい気もします」

と一言。

人前で話すことが楽しくなり

周りの人達の反応からも

好感度が伝わってくるのでしょう。

これからはMさんのように

女性もどんどん人前に立って

話すことで活躍の場が広がります。

聞き手の心に響く話が

できたら

それこそ尊敬とあこがれの眼差しで

見られることでしょう。

Mさんによると

学校に行ったときなど知らない人から

挨拶をされるようになったとか。

話を聞いた人はきっとMさんのことが

印象に残っているのでしょう。

オミクロン株の感染拡大がなければ

もっと話す場が多くあるはずなのに

本当に残念と言わざるを得ません。

話すことの楽しさ

表現することの面白さを

苦手な人にこそもっと

知ってほしいと思います。

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