こんにちは。
照り付けるような陽射しの中
午前中赤坂にある
豊川稲荷東京別院にお参りに
行ってきました。
さすがにこの暑さとあって人は
さほど出ていませんでした。
毎月お参りする箇所は決まって
います。
30歳前後の女性が弁財天の前で
長いこと手を合わせていました。
その隣に並んでお参りできなくは
ないのですが今の時期、あまり
くっついてもと思い後ろで待って
いました。
ところがなかなか終わりません。
私の後ろに並んでいる人の声が
聞こえても相変わらずです。
炎天下待っているだけでも汗が
出てきます。
やっとその女性が終わり私は
後ろの人達の事を考え早めに
切り上げました。
豊川稲荷はお参りするところが
たくさんあります。
次に行こうとふと見ると
先ほどの女性が今度は本殿の前で
お詣りしていました。
何ヵ所か回って再び本殿近くを
通りかかった時、先ほどの女性が
まだ手を合わせているのです。
後ろには10人位の人がいました。
端に寄っていればともかく
真ん中に立ってお参りしているので
他の人はお参りしようにもできな
いのです。
豊川稲荷を出ていつも立ち寄る
高橋是清庭園に向かいながらふと
思いました。
先の女性は何をお願いしたか
或いはお礼をしたのかはわかりま
せんが、誰もいない時ならまだしも
普通なら人の気配を感じるものです。
その場合少し端に寄るとか
何らかの配慮が必要だと思います。
周りが見えていないというか
自分の事しか考えられないようで
は願い事をしたところで
通じないのではないか
等と余計な事を考えていたら
高橋是清庭園に着いてしまいました。
なぜかここに寄って
高橋是清翁の銅像を前に心の中で
お参りしてきます。
毎月自分の中で決めた
謂わばルーティンのようなものです。
庭園の中は樹々で覆われていま
すが、そこから見える青空は
吸い込まれるように青く見えます。
蝉があらん限りの力を振り絞って
鳴いています。
やがてはその声も聞けなくなると
思うと今、この瞬間が如何に
貴重なものであるかを感じます。
庭園を出ると青山通りの向こうには
赤坂御用地の緑と青空がどこまでも
広がっています。
まさに夏を感じさせます。
長い事、梅雨に戻ったような
曇り空が続いていただけに
多少暑くてもパワーがみなぎって
いる夏は矢張りいいものだと
改めて思いました。
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