話す練習にもコツがある。

こんにちは。

今日は雨が降ったり止んだり。

午後、Kさんが見えました。

急に今週話を頼まれたという事で

その練習です。

原稿は既にチェックしてあるので

今日は覚えるだけです。

どれくらい頭に入っているか

聞くと「7割ほど」という事でした。

前に立って話してもらうと

一行話したところで言葉に詰まったり

途中抜かしてしまうなど危なげでした。

明日が本番なので今日しかありません。

早速トレーニングに入りました。

3分ほどの内容なので区切りの

良いところで5つに分けました。

パートごとに先ず

言葉に慣れるための声出し。

次に内容をイメージしながら話し

ていく。

内容に合わせて音声表現。

強弱・緩急

強調する・抑える　等

変化をつけることで覚えやすく

なります。

話の間、視線にしてもそうです。

指揮者のタクトではありませんが

オレンジと緑色の丸い棒を使いな

がら音声表現の指導をしていきます。

口を大きく開けるとか、力強く

ゆっくり等、音楽と似ています。

視覚でとらえるので自然と

覚えていきます。

一つのパートが出来たら

次のパートに進みます。

一通り終わったところで今度は

通しで話してもらいました。

特に大事なパートは繰り返し

声に出して練習。

そこをきちんと押さえることが

大事です。

最後、Kさんに本番を想定して

話してもらいました。

声出しでゆとりが出てきたせいか

気持ちがこもったいい挨拶と

なりました。

自然体で落ち着いています。

「これで明日は大丈夫です！」

トレーニングが終わってKさんに

「声に出してきちんと練習さえ

すれば話せるようになります。

暗記して頭に入れたつもりでも

前に立ったら忘れてしまいます」

そう言うと、Kさん

「はい、よーくわかっています。

これまでそれで、どれだけ

失敗してきたか・・・」

一瞬、昔を思い出されたようでした。

「明日、頑張ってください」

そう言って送り出しました。

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