こんにちは。

今日は二十四節季の第14

処暑に当たります。

暑さが峠を越す、落ち着く頃

と言われています。

日中はまだまだ日差しが強いものの

朝夕は幾分、風があり秋の気配を

感じさせます。

陽が昇るとともに元気に鳴いていた

蝉の声が数日前からいくらか

減ってきたように思い

夏の終わりが近いことを

感じました。

今年は異常気象ともいわれた程の猛暑続き。

その中で鳴く蝉の声は余計暑さを

感じさせたものです。

しかし、その声もだんだん聞かれなくなると

思うと妙に寂しくもあります。

蝉は卵から孵化した幼虫が土の中で脱皮を

繰り返しながら地上に出てくると言われています。

土の中にいる期間は何と7年から長い場合は

10年以上の事もあるとか。

しかし成虫になって地上で過ごす期間は

わずか1週間から長くても

2週間と言われています。

その間、オスはメスを探し子孫を残します。

大きな声で鳴くのはメスを引き寄せる為の

いわば求愛行動のようなものです。

メスは鳴かないとか。

あの小さな体で目いっぱい

あらん限りの力を振り絞って

朝から鳴いています。

ギラギラと照り付ける暑さも何のその

といった感じです。

やがて子孫を残し役割を終えると

寿命も尽きてしまいます。

幼虫で土の中にいる期間が約7年

地上に出てきてからたったの7日。

人間の子供でいえばオギャーと

うぶ声を上げてから小学校に

上がるくらいの年月を幼虫として土の中で

過ごすのです。

まさに気の遠くなるような時間です。

やっと地上に出てきたと思ったら

わずか7日とは。

人間から見るとあっという間に

思えますが蝉にとっては

それでも長い時間のはず。

土の中にいた時と比べ

地上はまさに晴れ舞台なのでしょう。

人間の一生もひょっとして

大宇宙から見ると蝉と同じように

あっという間なのかもしれません。

蝉の中にも環境が良ければ1か月近く

生きる蝉もいるようです。

それでも季節が変われば鳴き声も

聞かれなくなります。

人間も希に長生きする人はいても

殆どの人は100歳を迎えることなく

終わっています。

生きとし生けるもの全て

その時期が来れば自然に還ります。

苦しいことや辛いことがあっても

その分、うれしいことや楽しいことも

必ずあるはずです。

与えられた命を目いっぱい生きる。

蝉を見ていて力強さと潔さを感じた次第です。


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