こんにちは。
2週間ぶりにJさんが見えました。
今月からあるカルチャースクールで
お料理教室の講師としてデビューすることに
なったのです。
数日前、無事に終わったという報告が
留守電に入っていました。
スタジオで何度もデモンストレーションの
練習をしていたので
あとは当日を迎えるだけでした。
午後、見えるなり
笑顔で当日の様子を話されました。
それによると始めるまでは緊張していたものの
始まったらもう無我夢中で
緊張する間もなかったとのこと。
「自分の事云々よりただひたすら
”わかってもらいたい”
”伝えたい”
そのことで夢中でした」
こう話されました。
これまでのJさんは話すことに自信がなく
二言目には
「緊張してしまう」「あがってしまう」
それが口癖でした。
「心配する暇があったら1回でも声に出して練習！」と私。
実際不安を取り除くにはこれしかありません。
心配すればするほど不安がよぎります。
その言葉にJさんも納得。
声に出しての準備ができていたからこそ
本番では集中できたのです。
習いに来た生徒さん達に
”どうしたら伝わるだろうか”
その熱意に押されてしまったのでしょう。
不思議と緊張しなかったとのこと。
あとは場数を踏むこと
お料理以外の所での説明や
生徒さんとのやり取り、受け止め方
その辺をこれからトレーニングしていくことで
更に磨かれていくものと思われます。
場面に応じて言葉や声を使い分けていく。
始めるとき・質問を投げかけるとき
受け止め方
前半の説明が終わり実習に入るとき
これら
場面場面で声の調子を変えていくことで
雰囲気も変わってきます。
楽しい教室の雰囲気になるか
ただカリキュラム通り進めて終わるか
話し方・表現力一つで
その場の空気が変わります。
この2年、コロナにより間違いなく
コミュニケーション力が低下しています。
頭でわかっているだけでは
スムーズに言葉は出てきません。
声の表情も乏しいものになってきます。
会話にしてもそうです。
受け止め方・音調一つで相手に与える
印象が違ってきます。
Jさんもそのことに気がつかれたようで
来月には料理を含めた表現力にも
意欲を見せています。
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