こんにちは。

2月も今日でおしまいです。

個人的には矢張り厳しい月でしたが

ここにきて受講生から

嬉しい報告をいただいています。

先日見えた方などは席に着くなり

「今度変わりました」とボソッ

とおっしゃるのでこの時期

人事異動かとピンときました。

「えっ!」といった表情をすると

「東京は東京なんですが」

と何とも歯切れの悪さ。

更に怪訝な顔をしている私に向かって

一言

「本社に変わったのです」

その後、取締役に昇進されたことが

わかりました。

日経新聞にも名前が載ったそうです。

「まあ、おめでとうございます」

思わず笑みがこぼれました。

ご本人としては照れくささもあり

このような

ぎこちない言い方になったのでしょう。

Yさんが話し方の勉強を始められたのは

まだ30代も後半の時でした。

私が青山で個人指導専門のスタジオを

開設する以前、渋谷の話し方教室で

教えていた時からの受講生でした。

当時は一クラス20人くらいの教室で

実習では3分間のスピーチを

行っていました。

初めて説明を聞きにこられた時

偶然にも私が担当し

結果、当時受け持っていた渋谷教室に

申し込まれたのです。

人前での話は苦手であがってしまう

との事でした。

3か月のコースが終了した後も

少しおいて私の個人指導を

受けられるようになりました。

それから19年

10年前にここ青山で個人指導専門の

スタジオを開設してからも

何か話すことがあるとお見えに

なっていました。

少なくとも月に1回はいらしていました。

仕事で3~4分の説明をするにしても

事前に声を出しにいらっしゃいます。

間の取り方・抑揚・相手の顔を見るタイミング

視線の使い方・話す速度・表情

言葉の使い方など

3~4分でいかに相手に理解してもらうか

これもトレーニングがものを言います。

長くだらだら話す人は

言いたいことがまとまっていない

証拠です。

いかにわかりやすい言葉で

簡潔に話すか。

それが大事です。

その小さな積み重ねが自信となり

仕事にも反映し、ここぞというときに

チャンスを掴むことができたわけです。

不思議なもので自信はゆとりとなり

人を魅力的にするものだと

Yさんを見ていて思いました。

「これからは話すことがもっと増えると

思うので

よろしくお願いします」

との嬉しい報告でした。

まさに継続は力です。

その力で大きなチャンスをつかむ

事ができたわけです。

そして昨日も又、別の人から

メールが入りました。

ある省庁で係長として勤務していた方が

今度は課長補佐に昇任とのこと。

それこそ20年前

大学生の時、就職面接の

個人指導特訓を受けられた人です。

4年前16年ぶりに再度

トレーニングを受けに来られました。

その後、東京を離れ

2年前、係長として本庁で仕事を

することになり

着任挨拶の為、練習に見えました

そして今度は課長補佐とのこと。

こうして話し方のトレーニングを

受けた方が仕事で昇進していく報告は

なんとも嬉しい限りです。

初めて見えたときは皆さん

話すことが苦手な方がほとんどです。

人前で話す時の

不安とあがりをなんとかしよう

その思いでいっぱいです。

しかし

トレーニングを受けることで

実際、緊張しながらでも

本番で何とか話せた時の喜び

その積み重ねが

確かな手応えとなり

同時に仕事での評価も上がっていった

ものと思われます。

経済的格差の時代と言われていますが

今こそ「話し方」一つで

大きな差がつきます。


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