こんにちは。

久しぶりにカラッとした秋晴れの一日でした。

2時からリモートレッスンのIさん。

初めに滑舌練習から入りました。

Iさんはこの練習が結構気にいっているのか

「次は何をなさりたいですか」とお聞きすると

「滑舌練習がいいですね」との返事が返ってきます。

 

Iさん、リモートレッスンの時はカラオケBOXに

パソコンを持ち込んでなさっているようです。

歌舞伎でおなじみの「外郎売」から一部抜粋して

他の滑舌練習を交えながら行っていきます。

前回の時は上手く言えず、しどろもどろでしたが

今日はスムーズに言えました。

余程練習したのでしょう。

リズムや抑揚も加わってなかなかの

ものでした。

思わず画面越しに拍手をしたほどです。

 

 

マスクを長い間していると口の周りの

筋力が衰え、滑舌が悪くなったり

こもった声になります。

おまけに表情も乏しく老け顔になるといった

弊害も出てきているようです。

私自身、以前に比べスタジオで発声練習をする機会が

減ったせいか、顔がたるみ

皮膚に張りが無くなったように感じていました。

(勿論年齢もありますが)

このような状況があと1年も続けば

言葉まで退化してくるのではと

心配です。

 

ですからIさんが「滑舌練習をすると

シャキッとする」と仰ったのがよくわかります。

滑舌練習を20分ほどして本題に

入りました。

今日はIさんの会社で人を募集するための

案内文の作成です。

原案は考えていらしたのでそれをチェックしていきます。

言葉の使い方から効果的な表現の仕方まで。

抽象的にならずに

より具体的な表現にしていきます。

 

リモートレッスンの場合は1時間15分ですが

あっという間に過ぎてしまいます。

 

半年前までは原稿のチェックにしてもスタジオに

いらして行っていたのが、今ではZOOMで済んでしまいます。

かつては四国の香川や、福島からいらしていた方も

今では移動せずに受けられるわけです。

往復の時間と交通費と労力を使わずに済むわけです。

いながらにして出来るこの便利さ。

 

先日見えた方もこれまでは何百人もの前で

話す機会が多かったのですが

今ではオンラインを利用しながら

分けて話しているそうです。

 

ところが理事会の集まりとなると

高齢の方が多く

こうしたオンラインには馴染まないのではと

お聞きしたところ

仕事となればそうも言ってられないので

皆さん「やるしかない」という気持ちで最近は

慣れたとの事でした。

頭であれこれ考えるよりもやってみたほうが

早いという事でしょうか。

そういう私も今では抵抗なく

リモートでレッスンを進められるようになりました。

 

デジタルとアナログの使い分けのように

対面練習とリモートレッスン

目的に合わせて上手に使っていく事で

無駄なく効果的に生かせます。

 

今日のIさんのように募集原稿を作るために

話をお聞きしながらその場で言葉を選び

相手の意図する物を表現していく

まるで一緒に作業をしているような

感じです。

 

一年前には考えられなかったことです。

こうして少しずつ変わりながら新しい形が

定着していくものだとしみじみ思いました。

 

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