こんにちは。

 

昔から「言葉の乱れ」とはよく言われますが

時代と共に言葉も少しずつ変化していきます。

 

只、聞いていて耳障りなもの、不快なものは

時代に関係なく、使わないほうがいいわけです。

 

ひと昔前でしたら家庭において親は躾の一環として

子供の言葉遣いには注意を払ったものです。

目上の人に対する口の利き方やおかしな

言い方をするとすぐ注意されたものです。

 

学校に行けば先生に

そして社会に出れば先輩や上司から厳しく言われ

時にはお客様からも指摘をされ

そうやって言葉遣いを身につけてきました。

 

ところが今や家庭でも学校でも

職場においてすら言葉遣いに無関心になっています。

その為、敬語が使えないばかりか

使ったつもりでも尊敬語と謙譲語が逆になっていたり

丁寧に言っているつもりが

逆に相手を不快にさせてしまうなど

多々あります。

 

それに対してきちんと注意出来る人も

少なく、おかしくてもそれで

まかり通ってしまっています。

 

営業一つとっても対面に変わってメールや電話での

やり取りが主流になっている昨今

益々、言葉の使い方が乱れています。

 

しかも話をしていて気になるのが

あいづちの打ち方です。

こちらの一言に対して

畳みかけるように「なるほど なるほど」と返してきます。

 

「はい」と1回言えばよいところを

「はい はい はい」と繰り返されるとこれも

不快に感じますが、使っている人が多いのです。

 

「なるほど」と言うのは、相手の言った事を受ける場合や

如何にもそうだと同意した時にあいづちとして使います。

 

友達同士であったり、相手が後輩、部下であれば

別に問題ありませんが

お客様や上司、年長者に使っては

相手の気分を害してしまうかもしれません。

もし使うとしても

「なるほど おっしゃる通りですね」とか

「なるほど、言われてみれば確かにそうですね」と

あとに言葉を添えるだけで気持ちが伝わり

違和感もなくなります。

 

それが「なるほど」だけですとちょっと偉そうな感じが

して、相手はムッとするかもしれません。

ましてや

「なるほど なるほど」が連発では

うんざりしてしまいます。

 

又、使うにしても相手の気持ちを

受け取るようにゆっくり言うと良いのです。

それを早口で「なるほど」と言われたら

話をする気が失せてしまうでしょう。

 

中には

「なるほどです」と言うあいづちをしていたのを

聞いたことがあります。

本人は丁寧に受けているつもりでしょうが

「なるほど」の後に「です」をつけるのは

日本語としておかしなものになります。

 

聞いていて耳障りに感じると

相手はそのことが気になって

話の内容が入ってこなくなるという事も

あります。

 

先ほどの「はい」にしてもそうです。

大事な事は相手の話をしっかり聞いた上で

「はい、確かにそうですね」

「はい、仰るとおりです」

ときちんと受け止めた上で話をしていくと

誠実さが伝わり、相手もあなたの話を

聞いてくれるでしょう。

 

たかがあいづち

でもその言い方一つで

軽くみられるか、仕事のできる人と見られるか

あなたの印象が大きく違ってくるのです。

 

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