こんにちは。

午後からEさんのリモートレッスンを行いました。

お互いにすっかり慣れて初めの頃と比べると

大分スムーズになりました。

画面の真ん中に原稿を映し出しそれを見ながら

共有で作業を進めていきます。

それぞれの顔は上に小さく出る位ですから

全然気にもなりません。

以前はスタジオにいらしていたのですが

コロナの事もあり最近はリモートに切り換えられました。

 

会社を経営されていて仕事上

話したいことはたくさんあるようですが

それをうまくまとめることが出来ないという事で

今、話の組み立て方の勉強をされています。

先ず、何を話したいか

あれもこれもとたくさんあるようですが

今、一番関心があり伝えたいことは何か

それを絞っていきます。

そこがはっきりすると後はそれを裏付ける

出来事、流れを説明し

言いたいことをわかってもらうために

具体的な言葉で裏付けていけばよいのです。

悪い例、良い例をだせばより明確です。

そのことから何が大事か、どうすればよいか

自分なりの考えや意見をだせば

話はまとまってきます。

 

Eさんが箇条書きに書いてこられたものの中から

どれが一番言いたいのかをお聞きしました。

それは何故なのか、どうしてそう思ったのか

聞いていくうちにEさんは自分の思いを言葉にしていきます。

そこから実際に起きた出来事などを聞いていくと

次々といろんなことが出てきます。

「他にはどうですか?」と更に聞くと

ちょっと考えながらも

「そういえばこんなこともありました」

と言って当時の事を思い出しながら

又、話をしてくれます。

 

その中からふさわしい内容の事例を選び

更に詳しく聞いていきます。

「その時どう思いましたか?」「相手はどうでした?」

するとEさん、ちょっと考えて

その時の様子を語ってくれました。

初めて聞く私にもだんだんと状況が見えてきて

頭の中でイメージ出来てきました。

 

「ではどうしたらいいと思いますか」と

更に聞いていくと少しの間があり、その後

Eさんは自分の考えを話されました。

これで話の方向も決まり大分まとまってきました。

 

確認の意味もあり、Eさんから聞いた話を

「こういう事ですか?」と大雑把にまとめ話してみました。

すると

「そうです、そうです、もうできたようなものですね」

と言われたので

「後は次回までにご自分できちんとまとめてきてください」と

毎度のように宿題を出しました。

Eさんにとって今はこの宿題が結構楽しいようです。

自分の言いたいことをまとめていくという作業

そしてどのような言葉で表現していくか

無駄な部分をそぎ落す、など

こうした作業をしていく事でわかりやすく

スッキリした話が出来上がっていくのです。

Eさんにとって苦手だったことが今や楽しみに

変わりつつあるところです。

 

1時間15分のリモートレッスンも

あっという間に過ぎてしまいます。

最後に前回仕上がった話を声に出して

2回、話してもらいました。

音声表現が何と言っても話の仕上げですから。

 


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